米国政府が福島第1原発の危機をめぐる日本政府の公表情報への不信を深める中、日米間の情報ギャップを埋めるために米国独自の高性能の放射能測定装置などを日本で使い始めたことが明らかとなった。

と19日付けの産經新聞で伝えられています。こちらの情報源は、おそらく、The New York Times by David Sanger and William J. Broad, Published: March 17, 2011のものであると思われます。

日本側の発表情報への不信を深めた最も顕著な例は、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールについて、日本側がまだ水があると述べたのに対し、米国側が「完全に乾いている」と言明したことだった。日本側の発表情報は主としてヘリからの肉眼による観測を根拠としているとし、あまり信頼できないとの見解を示した。

福島の第一原発は、今まだ予断を許さない状況です。また、地震&津波による被災者支援に関するいろいろな情報が飛び交う中、何を信頼していいのかわからない状況ではあると思いますが、このような混乱した中でも、どうか独自の情報収集で、自らで考え、選択し、行動してほしいと思います。メディアに流されないで、メディアを利用することが大切だと思います。

参考資料:
産経新聞 3月19日 18:38配信
The New York Times  March 17, 2011