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HIROMI KIM JOURNAL.

残すものと捨てるもの


檜皮葺屋根、御所


襖絵、御所


桐の間、迎賓館、御所

海外からの来客があり、御所と修学院離宮を訪れました。国有財産として宮内庁が管理しているもので、御所の中には、仙洞御所や迎賓館などもあります。昨年は、迎賓館にも機会があって訪れました。

御所や桂離宮、修学院離宮などは、その中に入ると今日の喧噪を忘れるほど静寂な空気が漂います。中に入ると現代的な建築物がどこからも見えません。伝統的手法と現代技術の融合で建築物が保存されており、伝統的ではありますが大変モダンな一面も見られます。建物だけでなく、そのまわりの環境(自然)ごと保護していることなどが当時のままの姿を現存できている理由の一つでもあると思います。

御所は、寝殿造り、書院造り、数寄屋風など歴史上代表的な建築様式を調和させ、凝縮しています。檜皮葺(ひわだぶき)の優雅な屋根や、襖絵、回遊式庭園など、日本の文化のすばらしさが再認識できます。また、建築技術の高さとその知恵、細部に及ぶ和建具や技能は、世界に誇れるものです。

イタリアの建築の古典と言われている書『ウィトルーウィウス 建築書』というのがあるのをご存知でしょうか。建築を勉強する学生なら目にしたことがあるかもしれません。現存する最古の建築理論書といわれており、ローマ時代の土木技術なども記述されているのですが、御所を見ながらその書を思い出しました。建築を勉強する際に、日本では日本建築ではなく、西洋建築を勉強するのが一般的なので、今回のように、日本の建築技術の詳細に触れると、とても新鮮で不思議な感じがします。

海外の友人宅に訪れた際に、布団があったり、南部鉄でお茶を飲んでいる姿を目にすることがあります。また、はじめて聞く武道の一種を海外の友人が極めていると知った時などは、ちょっとしたカルチャーショックです。それぞれ、互いに他国の文化に興味を持ち、自らのライフスタイルにまで影響を及ぼすように日本人も様々な文化の影響があり今があります。その中でも日本から生まれた知恵や技術、文化とは一体何で、何を残して何を捨てていけばいいのかなどということを御所を散歩しながら考えていました。

自分たちで動き始める時が来た

新聞のインタビュー欄で、イタリアの政治哲学者アントニオ・ネグリのインタビュー、オピニオンを読みました。2000年に出版されたマイケル・ハート米デューク大教授との大著「エンパイヤ」(邦題「帝国」)は世界的論争の書になっています。

日本では、政治や経済に対する論議がヨーロッパなどに比べて非常に少なく、若い世代もそれに関心がありません。彼のような知識人も少なく、視点も偏っているように感じます。

彼の言葉を引用すると、
従来の民主制はもはや機能しなくなっていており、全般的なシステムの見直しが求められる。すでに世界で起きている独自性を持った動き(ニューヨークの「ウォール街占拠」、スペインの「怒れる者たち」の運動、北アフリカの「アラブの春」)があります。それらは、誰かが設計すればできるというものではありません。「新しい民主主義」とは、世界の生きた経験の積み重ねの中から生まれてくる。今こそ広大な領域に及ぶ、新しい民主主義を考える時期です。20万人、30万人の規模で「自分たち」を組織し、自分たちで自分たちを直接、統治する。そういう時に来ています。まず、現状に対して「ノー」ということから始めたらどうでしょう。「ノー」ということこそ、最初のすべき論理的な行動です。

彼の視点は、地球に生きる人類の文明がどういう歴史をたどり、今どうあり、どうなっていくのか客観的な視点で語っているようです。ハートとの共著「帝国」も、ローマ帝国などの政体ではなく、世界の秩序と主権を構成しているたとえばIMF、世界銀行、WTOや国際的なNGO、巨大メディア、複合企業のことを指しています。

こうした達観したオピニオンは、オピニオンでありながら、彼の中では将来の姿がすでに脳裏に描かれているようでもあり、取材をした記者も「見えているのでないかと思った」と後記しています。

紙面のインタビューでは、「新しい民主主義の革命は、資本主義の発展が最高レベルに達した場所で起こるものだと確信している。アメリカからそれは始まると思っている。」と語っていました。

ここ最近、自然災害を含めて大きな変化が私たちの実生活にまで影響してきています。しばらくは、このような変化が続き、大きな改革をせざる終えないところまで状況は進んでいくと感じます。「ひとりひとり、意見を持つこと、そしてそれを表示し、行動すること」が大切になってくるのではないでしょうか。

※トップの動画は、アントニオ・ネグリを迎えたイタリアのテレビインタビュー(イタリア語)です。言葉が理解できなくとも、熱は伝わると思います。

今年も宜しくお願い致します。

A History of the Sky from Ken Murphy on Vimeo.

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

上記の動画は、1年間の空を取り続けたKen Murphyさんの作品です。

一刻と同じ時は存在しない空を見ていると、時の大切さを再認識させられます。

よい年になりますように。

new arrival “d.o.c.g.” 

 

留め金もホックもなく、簡単に首に巻くように作られたネックレス”d.o.c.g.”。
身につけると、小さな球体が首の回りに浮遊しているようにも見えます。
ネックレスに使用している球体の直径は8mm。
その日の洋服やムードにより自在に形状を調整することができます。

数量限定で、オンラインショップにて販売しています。
詳細はこちらから。

 

vespoe

“vespoe” に参加しています。

“vespoe”とは、マンハッタンを拠点とする新しくグルーバルなマーケットプレイスです。

現在のところ、転がすように注げるピッチャー「OXY」、チタニウム製お箸「Alatus」 を販売中です。

他にも、アーティストやデザイナーのユニークな作品がありますので、一度覗いてみて下さい。

機能美

組み立て易さ、解体のし易さ、強度、仕事のし易さ、サイズ調整、すべてにおいて計算された建築現場の枠組足場。

まさしく機能美。

 

Inspiration

film: Eva
director Kike Maíllo

 

2012年 年間カレンダー

早いもので、もう来年のスケジュール計画等をしなければいけない時期になりました。

今年も、日本の祝日と新月&満月記載の2012年の年間カレンダーを作りました。

年間スケジュールの計画等にお使いください。

下記より無料でダウンロードいただけます。

 

2012年 年間カレンダー
(※誤り訂正版2011年10月27日)

Summer Greetings

残暑お見舞い申し上げます。

ご無沙汰しております。酷暑の折、皆様いかがお過ごしでしょうか。

日本では、目や耳から涼をとる文化、お料理の盛りつけや風鈴、お部屋のしつらえなど、様々なものが存在します。個人的にも夏の暑い日に、南極や北極の映画を見たりしたことがありますが、今年は、世界の海の涼しげなイメージで涼をとって頂きたく、上のカードをご用意しました。深海からカリブ海、太平洋、地中海とさまざまな海を集めてみました。夏=海でない方も海と光と空気の織りなす知覚のカラーバリエーションを楽しんでいただければと思います。

まだまだ暑い日が続きますが、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。

 

 

コピーライト

宣伝会議という出版社が主催する宣伝会議賞というものがあります。コピーライトのコンテストです。コピーライトというとCMや広告に短い文章で商品や企業に興味を持たせ、簡潔に伝え、人の心をつかむというようなもので、上手いコピーは、人の記憶に残ります。詩のようなイメージがありましたが、それよりも俳句などのほうが近いのでしょうか。

前回のグランプリがこちらでした。

「部長が目にしみる」

課題は、シービック大人のニオイを防ぐデオナチュレ男シリーズのコピーライト。

楽しそうなので、異分野に挑戦してみる気になりました。そして、応募総数32万点のうち、見事、一次審査通過。

が、あえなくそこで散ってしまいました。その一次審査通過は、なんと応募総数のわずか2%だったそうです。ちなみに、今回のグランプリは、こちら。

「天国に遅れてやってきた妻が、いきなり私にビンタした。」  水谷俊次さん

課題:朝日生命保険 保険王プラス

うまいですね。ユーモアがあって、思わずクスッとしてしまいました。こちらの宣伝会議賞は、小冊子といっても4.5cmくらいの厚みがある冊子ですが、その一次審査通過以上の約6500作品が収録されています。

読み応えあります。とても面白いです。

わりと似たアイデアも複数固まっていたりしますが、中には、変化球もあり、想像力の無限性を感じました。その中で、いくつかご紹介。

「写真の中だけいつもアリーナ席。」
課題:power Shot SX210 IS キャノン

「ENOSとジョモが合併したことを、カーナビがおしえてくれた。」
課題:CAR NAVITAIME ナビタイム ジャパン

「一般車がフェラーリーに勝つ方法。」
課題:CAR NAVITAIME ナビタイム ジャパン

「道をきかれて、謝った。」
課題:ECCで外国語を習う動機づけ ECC

他にも沢山、インスピレーションを刺激してくれる作品がありました。頭の栄養になった気がします。

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